ベライゾン・コミュニケーションズ(VZ)を購入しました
こんにちは、カピバラさんです。
以前からセクター別で考えた際に、電気通信関係の銘柄をポートフォリオに組み込みたく、どれにしようかと考えていました。
そこで今回は、新たに購入した米国株についてです。
ベライゾン・コミュニケーションズについて
ベライゾン・コミュニケーションズは消費者、企業及び政府機関向けに通信・情報・娯楽製品とサービスを提供しています。また無線事業は米国において消費者、企業及び政府顧客向けに無線音声・データサービス及び機器を提供し、有線事業はブロードバンド・ビデオ、データ・センターとクラウド・サービス、セキュリティとマネージド・ネットワーク・サービス、ローカル・長距離音声サービス等の音声、データ及びビデオ通信製品とサービスを提供しています。
現代において通信機器はなくてはならない存在であり、ビジネスや生活においても重要なものとなっています。
特に通信機器およびシステムは先進国ほど発達しており、通信事業を展開する会社をランキング付けすることでよくわかります。
1位 AT&T(米国)
売上高: 1592億ドル
利益: 306億ドル
資産: 4463億ドル
時価総額:1983億ドル
2位 ベライゾン(米国)
売上高: 1280億ドル
利益:312億ドル
資産:2645億ドル
時価総額:2009億ドル
3位 チャイナモバイル(中国)
売上高:1095億ドル
利益:169億ドル
資産:2337億ドル
時価総額:1926億ドル
4位 ソフトバンク(日本)
売上高:826億ドル
利益:92億ドル
資産:2932億ドル
時価総額:849億ドル
5位 NTT(日本)
売上高:1048億ドル
利益:77億ドル
資産:1911億ドル
時価総額:961億ドル
*フォーブス・グローバル2000より参照
ランクインしている国々をみると、莫大な人口を背景に自国での収益をあげているものと世界各国に投資することで売り上げを伸ばしているものになります。
この中で米国についてみるとAT&TとVZが二大巨塔となっており、2つの企業とも事業形態を発展させながら成長を続けているため、他の企業が入る隙が少ないです。
ベライゾンの事業について
この企業は主に無線事業と有線事業で収益を得ています。
そしてこの業種は通信機器の普及とともに成長してきましたが、普及率が高まるにつれ成熟し、安定した収入を得ています。
しかしどの会社もそうですが、新規事業や整備を怠ることは企業の衰退を意味します。
そのため次の成長性をどこに見出すのかが重要です。
このためベライゾンでは
2015年 インターネットサービスを提供するAOL
2016年 Yahooのインターネット事業部門
などを買収することでデジタル広告へ事業を展開しています。
しかしデジタル広告は、同じコミュニケーションセクターに属するGoogleとFacebookが多くの比率を有しており牙城を崩すのは難しいです。
最近の決算について
最近の決算を見直していきます。
2018年 10-12月決算
売上高 342億8100万ドル
純利益 19億3900万ドル
法人税減税の効果が利益を押し上げがなくなったことと、ネット事業参入のために買収したAOLやヤフーなどで作った、インターネット事業のOathの業績が低迷しました。
2019年 1-3月
売上高 321億ドル2800万ドル
純利益 50億3200万ドル
携帯電話の契約件数はの低下と次世代通信規格である5Gの販売促進が影響しました。
しかし5Gの導入はアメリカで初めてとなり、今後あらゆるモノとサービスが連携するIOT事業に注目しています。
ベライゾンの株価について
ここ5年間のS&P500とベライゾンのチャートになります。(2019/4/26 終値)
*SBI証券より
S&P500と比較するとキャピタルゲインを狙うような銘柄ではありません。
また配当を過去10年間で整理すると以下のようになります。
表より利回り4~5%を保ちながら配当金を増加させ続けています。
このため継続したインカムゲインが見込めると思います。
まとめ
ベライゾンは世界的にみても収益性の高い企業であり、生活になくてはならない通信事業を担当しています。
そして米国においてはトップシェアであると共に、新規事業である5Gも世界で始めて稼働を始めました。今後ますます通信事業と生活が密接になる中でIOTなどの拡充にも努めていくと思います。
このような持続性が高く、事業が成熟した企業に投資することで安定したインカムゲインを得ることで今後も資産を最大化させていきたいと思います。